果樹のことなら隅田農園

雨の日はちびそとはお休みだけど…

森のようちえん そとっこ より、作家 中脇初枝さんのコラムが素敵だったのでご紹介します。

「雨のすきなこどもたち」

梅雨です。うっとおしいですね、いやな季節ですね、というのは大人だけのようです。家事とも仕事とも無縁のこどもたちは、雨がふると、雨を体いっぱいで楽しみます。

幼稚園の園舎の屋根から落ちる雨だれを、いつまでもいつまでも、小さな手のひらにうけていたこどもがいました。先生は、こどもが満足するまで何も言わずに待ち、教室に戻ってきたところで、びしょびしょの服を着替えさせていました。

うちの小学生のこどもたちは、雨がふると、いつも頭から濡れて帰ってきました。傘を持っているのになぜ?と、様子を見に行くと、よその家の樋からあふれる雨水を、ひっくりかえした傘で受けていました。学校から家までの間に、さかさに持ったかさが雨でいっぱいになるかどうかを試したりもしていました。いっぱいになった日は「すごい雨の日」なわけですが、本人はその分、ずぶぬれです。

雨がやんでも、傘でチャンバラ、穴掘り、水たまりや用水路の水位計測などに精を出すものですから、傘がすぐに折れてしまいます。雨上がりの公園は、水路とダムをつくる最高の場になります。

雨がふっていないのに、「梅雨だからふってくるかもしれない」と言って長靴で登校して、長靴につかまえたざりがにを入れて、はだしで帰ってきたこともありました。梅雨どきしか使えない口実です。

そんなこどもたちも、3年生になるころには、傘を頭の上にさして、ぬれずにまっすぐ帰ってくるようになります。傘もこわさなくなります。
雨がだいすきなころは、人生でほんのすこし。思う存分楽しんで。
そとっこの子ども達も雨の中カッパを着て、昆虫図鑑片手に虫を観察したり、大きなミミズを誇らしそうに持ってきてくれます。大きな樹の下なら平気だよ。 ワクワクした幼い日を思い出します。

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